チャイニーズ・クレステッド・ドッグって飼いやすい？歴史や特徴、日々のお手入れまで徹底解説！

チャイニーズ・クレステッド・ドッグは、チワワと先祖が同じという説もある、無毛な身体に優雅な飾り毛が特徴な中国原産の小型犬です。
この記事では、そんなチャイニーズ・クレステッド・ドッグについて、歴史や性格、日々のお手入れなど様々な観点から解説をします。

もしお迎えを検討している、すでに飼育しているけど改めて理解を深めたい飼い主様は、是非この記事を参考にしてみてください。

1 チャイニーズ・クレステッド・ドッグとはどんな犬種？
- 1.1 基本情報
- 1.2 歴史
2 チャイニーズ・クレステッド・ドッグは飼育しやすい？
3 まとめ
4 参考にした記事・文献

チャイニーズ・クレステッド・ドッグとはどんな犬種？

基本情報

チャイニーズ・クレステッド・ドッグには「ヘアレス」と「パウダーパフ」の2種類があります。
ヘアレスはその名の通り、体の大部分が無毛で、頭部、足先、尾にだけ飾り毛があります。一方でパウダーパフは全身が柔らかいダブルコートに覆われており、非常にふわふわしています。

どちらも細身でエレガントな外見が特徴で、大きな耳とアーモンド形の目が魅力的です。
より人気が高いのは、特徴的な見た目と、体毛の無さからアレルギーの飼い主でも飼育がしやすいヘアレスタイプです。

平均体重は約5.5kg、体高は成犬時で約30cm程度に成長します。
毛色は豊富で、単色や斑模様の入ったタイプもいます。

歴史

名前を直訳すると「中国人風のとさかがある犬」という意味です。

諸説ありますが、メキシコで飼育していた無毛の犬がルーツと考えられており、チワワと祖先が同じという説もあります。ただいつ中国に渡ったか、そもそもルーツが中国にあったのか、など謎が多い犬種です。

チャイニーズ・クレステッド・ドッグは飼育しやすい？

チャイニーズ・クレステッド・ドッグの性格

チャイニーズ・クレステッド・ドッグは、穏やかで明るい性格で、家族にもよくなつきますが、他の犬や人にはやや用心深いところもあります。

しかしテリトリーが強く攻撃的、というわけではなく、慣れるまでに時間がかかるだけですので、辛抱強く待つことや、幼少期からの社会化で慣れさせてあげることが大事です。

手入れのしやすさ〜ヘアレスタイプは乾燥に注意〜

ヘアレスタイプは尻尾・足先・頭部にのみ被毛がありボディは被毛がありません。
それ故に、皮膚が乾燥しやすいので気をつけましょう。

トリミングは基本的には不要な犬種です。
毛先を整える程度で、1~2ヶ月に1回ほど必要に応じてカットしてあげるといいでしょう。

一方で、耳の飾り毛などは数日に一回ブラッシングが必要です。
パウダーパフタイプは全身に柔らかい被毛があり、抜け毛が多いため毎日のブラッシングは行いましょう。

散歩以外にも室内遊びでストレス発散！ヘアレスは外出時は厚着を

華奢で可愛らしい見た目に反し、運動能力は高めです。
1日2回20~30分程度の散歩に加え、おもちゃやボールなどの遊びをとり入れることでストレスが発散されます。

ヘアレスタイプは寒さには弱いので、冬の散歩時は服などを着せてあげましょう。

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季節によって散歩の時間帯は変わる？夏のアスファルトから愛犬を守ろう

散歩は何分が正解？適切な散歩量を犬の大きさ別で解説します。

気をつけたい病気は？

レッグ・ペルテス病
「レッグ・ペルテス病」の正式名称は「レッグ・ペルテス・カルヴェ・パーセル病」と言い、大腿骨（だいたいこつ）の先端が血液供給を受ける血管の問題によって影響を受け、骨の変性と崩壊が起こる疾患です。これにより、股関節が痛み、歩行や運動に支障が生じることがあります。

甲状腺機能低下症
甲状腺とは喉の位置にあり、細胞の代謝や促進に関わる甲状腺ホルモンを分泌しています。
甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌が減少する疾患です。
甲状腺の異常や自己免疫疾患によって引き起こされることがあり、この状態では、体内の代謝率が低下し、多くの器官と組織が正常に機能しづらくなります。

皮膚乾燥
ヘアレスタイプは、皮膚をコーティングする皮脂の分泌が活発なため乾燥状態になりやすく、乾燥肌が進行すると、外部からの刺激によってかゆみが発生しやすくなります。犬の皮膚はとても薄く、かゆみのある部分を舐めたり掻いたりすることで、皮膚を傷つけたり、皮膚病を患っている場合は症状の悪化にもつながります。