犬のレッグ・ペルテス病ってどんな病気?!症状や原因、治療法まで徹底解説

脚をかばうように歩いている。痛いのか片足に体重をかけないようにしている。

もしあなたの愛犬が一歳未満のパピー期で、そのような症状が見られる場合、 レッグ・ペルテス病によるものかもしれません。

大腿骨の血流障害が原因で、長期化すると歩行に障害が出る疾患です。


今回はレッグ・ペルテス病について、原因や症状、治療法に至るまでを徹底解説していますので、 最後までチェックしてください。

レッグ・ペルテス病とは?

「レッグ・ペルテス病」の正式名称は「レッグ・ペルテス・カルヴェ・パーセル病」と言い、大腿骨(だいたいこつ:太ももの骨)への血液供給が、何かしらの原因で不足することで、壊死してしまう疾患です。

これにより、股関節や炎症が起き、歩行や運動に支障が生じるといった症状が発症します。

レッグ・ペルテス病はどのようにして起こる?

明確な原因はわかっておらず、遺伝的要因が関与しているのではないかと考えられています。

特に、1歳未満の小型犬種に発症しやすいと言われています。

・トイプードル
・チワワ
・ポメラニアン
・パグ
・テリア種全般

このような症状は要注意!

レッグ・ペルセル・パーセス病は、以下のような症状が見受けられることが多いです。

この症状要注意!
・足をかばうように歩く
・片足に体重をかけてない
・歩きたくないそぶりを見せる
・急に元気がなくなった
・ふらつく

普段できていた行動が行動ができなくなった、動作が不自然、歩くのが辛そう、このような不調症状を見受けられましたら、まずは検診してみてみる事をお勧めします。

治療法は?

治療は症状の重さに応じて異なりますが、多くは手術で大腿骨の壊死部分を取り除く治療を行います。

症状が進行すると、庇っていた側の筋肉が萎縮をしてしまい、術後でも歩行ができずリハビリが長期化する恐れもありますので、早期発見・早期治療が重要です。

予防について

遺伝的要素が大きく、発症を予防するのは難しいです。
早期発見・早期治療が一番の予防につながるため、違和感を感じたら早めの診察をお勧めします。

まとめ

レッグ・ペルセル・パーセス病は、犬の大腿骨頭の血流障害により引き起こされる疾患で、主に遺伝的要因によると考えられており、1歳未満の小型犬に発症傾向があります。

治療は壊死した部位を除去する外科種々が一般的ですが、費用や麻酔リスクもあるため、どの治療が最適かは獣医師相談のもと決めてください。
早期発見・早期治療が大事なので、普段元気だったのに最近元気がない、足をかばうようなそぶりを見せている、このような症状が見受けられましたら、まずは検診してみる事をお勧めします。

参考にした記事・文献

アレス動物医療センター
レッグ・ペルテス病(大腿骨頭壊死病)
https://alles-ah.com/case/legg-perthes

ひだかペットクリニック
大腿骨頭壊死症(レッグ・ペルテス病)
https://www.hidaka-pet-clinic.com/case/%E5%A4%A7%E8%85%BF%E9%AA%A8%E9%A0%AD%E5%A3%8A%E6%AD%BB%E7%97%87%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%B9%E7%97%85/

林動物病院
# 3 : 大腿骨頭切除術 / 【若い小型犬で多い、後肢の痛み】 レッグ・ペルテス病(大腿骨頭壊死症)
https://www.hayashi-ah.com/case/case-3-%E5%A4%A7%E8%85%BF%E9%AA%A8%E9%A0%AD%E5%88%87%E9%99%A4%E8%A1%93-%E3%80%90%E8%8B%A5%E3%81%84%E5%B0%8F%E5%9E%8B%E7%8A%AC%E3%81%A7%E5%A4%9A%E3%81%84%E3%80%81%E5%BE%8C%E8%82%A2%E3%81%AE/