日本スピッツって飼いやすい？歴史や特徴、日々のお手入れまで徹底解説！

日本スピッツは、純白の被毛が特徴的な日本原産のスピッツ種です。
この記事では、そんな日本スピッツについて、歴史や性格、日々のお手入れなど様々な観点から解説をします。

もし日本スピッツのお迎えを検討している、すでに飼育しているけど改めて理解を深めたい飼い主様は、是非この記事を参考にしてみてください。

1 日本スピッツとはどんな犬種？
- 1.1 基本情報
- 1.2 歴史
2 日本スピッツは飼育しやすい？
3 まとめ
4 参考にした記事・文献

日本スピッツとはどんな犬種？

基本情報

日本スピッツは、鋭い三角形の立ち耳、くりっとした黒い瞳と尖った鼻、そしてふさふさした純白の被毛が印象的な日本原産の小型犬です。
少し頑固な一面もありますが、明るく賢い性格もまた特徴の一つです。

平均体重は約7~10kg、体高は成犬時で約30~38cm程度に成長します。
代名詞と言える、純白の毛色もまた人気の秘訣です。

歴史

大型の白いジャーマン・スピッツが祖先犬で、 1920年頃、シベリア大陸を経由して中国東北地方から日本に渡ってきました。

1950年代に大ブームとなりましたが、当時吠え声によるトラブルが頻発し、人気は下降しました。現在はそれらの問題も改良され、再び人気になってきています。

スピッツはドイツ語で「尖ったもの」という意味で、マズルや尖った耳を表しています。

日本スピッツは飼育しやすい？

日本スピッツの性格

明るく快活、遊び好きな性格である一方、警戒心が強く、飼い主に対する忠誠心も高いため、見知らぬ人が近づくと吠える傾向があります。

また少し頑固で神経質な部分が残っています。幼少期の社会化で犬や人と触れ合う機会を作り、慣れさせましょう。

ふわふわな被毛は絡まりやすく、ブラッシングは必須

日本スピッツは「ダブルコート」という毛の生え方をしており、毛は一定の長さまで達したらそれ以上は伸びないため、基本的にはトリミング不要な犬種です。毛先を整える程度で、1~2ヶ月に1回ほど必要に応じてカットしてあげるといいでしょう。

ふわふわな体毛は絡まりやすく、毛玉になりやすいため、毎日のブラッシングは必須、しっかり整えてあげましょう。白さを保つためにも、必要に応じて月に1~2回ほどシャンプーをしてあげましょう。

遊ぶの大好き！お散歩以外にも室内で遊んでストレス発散

ストレスを溜め込まないよう、一般的な小型犬同様、20~30分程度の散歩を1日2回ほど行いましょう。

また警戒心が強い性格なので、散歩を通じ社会化を育む訓練にもなります。

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気をつけたい病気は？

膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼は、犬の膝の関節で膝蓋骨（膝の「パテラ」とも言われる、膝にあるお皿の部分）が本来の位置からずれる病気です。この状態が起きると、犬は痛みを感じたり、歩き方がおかしくなったりします。

流涙症・涙やけ
流涙症は、犬が過剰に涙を流す症状です。涙液の生成、排出、または涙液の成分のいずれかに問題があり、犬が涙を過剰に流す疾患です。
流した涙が目元に溜まり茶色いしみやけが現れることを涙やけと言います。これは涙液中の鉄分が酸化して色素を生成する結果です。涙液は通常、目を保護し清潔に保つために必要ですが、一部の犬は涙液が過剰に生成されてしまうことで引き起こされます。

軟口蓋過長（なんこうがいかちょうしょう）
のどの後ろに位置する軟口蓋（なんこうがい）は、飲食時に鼻へ逆流しないように防ぐ役割を担っていますが、軟口蓋過長（なんこうがいかちょうしょう）は、軟口蓋が過長になると喉の通り道を狭め、空気の流れが適切に通らなくなってしまい、犬が呼吸する際に異常な努力を強いられ、鳴り声やいびきを引き起こすことがあります。