イタリアン・グレーハウンドって飼いやすい？歴史や特徴、日々のお手入れまで徹底解説！

イタリアン・グレーハウンド（イタグレ）は、優雅さとスマートさを兼ね備えた見た目が人気の犬種です。

この記事では、イタリアン・グレーハウンドについて、歴史や性格、日々のお手入れなど様々な観点から解説をします。

お迎えを検討している、すでに飼育しているけど改めて理解を深めたい飼い主様は、是非この記事を参考にしてください。

1 イタリアン・グレーハウンドとはどんな犬種？
- 1.1 基本情報
- 1.2 歴史
2 イタリアン・グレーハウンドは飼育しやすい？
3 まとめ
4 参考にした記事・文献

イタリアン・グレーハウンドとはどんな犬種？

基本情報

イタリアン・グレーハウンドは、スラッとした長く細い四肢、スリムで筋肉質な体型、短毛ながら艶やかな毛色が特徴的なイタリア原産の小型種です。

優雅さとスマートさを兼ね備えた見た目と、家族に対して愛情深い性格から、多くの飼い主から愛されています。

平均体重は約5kg、体高は成犬時で約32~38cm程度に成長します。
毛色は「ブルー×ホワイト」「フォーン×ホワイト」「シール×ホワイトといった色が人気カラーです。

歴史

紀元前数千年前古代エジプトでファラオの宮廷に存在していた小型のグレーハウンドが祖先と言われています。
海を渡って古代ギリシャやローマの貴族にも愛され、中世ルネッサンス期には様々な器や絵画に描かれ登場しています。

愛玩犬としても人気を博しつつ、その運動神経の高さからウサギなどを狩る狩猟犬としても活躍をしていました。

イタリアン・グレーハウンドは飼育しやすい？

イタリアン・グレーハウンドの性格

イタリアン・グレーハウンドは温和で愛情深く、家族に対して非常に忠実です。
少し内気で気難しいところもありますが、実は甘えん坊で遊び好き。繊細で警戒心が強い部分は、幼少期などで犬や人に触れる機会を積極的に増やし、社会性を育む練習をしましょう。

慣れると飼い主だけでなく、顔見知りの相手にも穏やかな態度で接するようになります。

手入れのしやすさ〜スムーズコートでお手入れ簡単〜

体毛は短い犬種（スムースコート）なのでトリミングは不要です。
被毛は抜けやすいので、ラバーブラシでこまめにブラッシングをすると血流も良くなり、毛艶がきれいになります。

寒さがとても苦手なので、冬は服を着せるなどをし温度管理をしてあげましょう。

遊ぶの大好き！お散歩以外にも室内で遊んでストレス発散

元々狩猟犬としても活躍していたこととからエネルギッシュな犬種なので、毎日2回30分ずつの散歩に加えて、自由に全力で走れるドッグランなどの広い場所で自由に遊ばせてあげるのも、ストレス発散や運動不足解消に効果的です。
ぴょんぴょん飛び跳ねるのも好きな傾向にあります。

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気をつけたい病気は？

膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼は、犬の膝の関節で膝蓋骨（膝の「パテラ」とも言われる、膝にあるお皿の部分）が本来の位置からずれる病気です。この状態が起きると、犬は痛みを感じたり、歩き方がおかしくなったりします。

皮膚乾燥
短毛種などは、皮膚をコーティングする皮脂の分泌が活発なため乾燥状態になりやすく、乾燥肌が進行すると、外部からの刺激によってかゆみが発生しやすくなります。犬の皮膚はとても薄く、かゆみのある部分を舐めたり掻いたりすることで、皮膚を傷つけたり、皮膚病を患っている場合は症状の悪化にもつながります。

レッグ・ペルテス病
レッグ・ペルテス病の正式名称は「レッグ・ペルテス・カルヴェ・パーセル病」と言い、大腿骨（だいたいこつ）の先端が血液供給を受ける血管の問題によって影響を受け、骨の変性と崩壊が起こる疾患です。これにより、股関節が痛み、歩行や運動に支障が生じることがあります。