ブルドッグって飼いやすい？歴史や特徴、日々のお手入れまで徹底解説！

ブルドッグは、迫力のある見た目とは裏腹に、温和で優しい心を持った犬種です。
この記事では、そんなブルドッグについて、歴史や性格、日々のお手入れなど様々な観点から解説をします。

もしブルドッグのお迎えを検討している、すでに飼育しているけど改めて理解を深めたい飼い主様は、是非この記事を参考にしてみてください。

1 ブルドッグとはどんな犬種？
- 1.1 基本情報
- 1.2 歴史
2 ブルドッグは飼育しやすい？
3 まとめ
4 参考にした記事・文献

ブルドッグとはどんな犬種？

基本情報

ブルドッグは、がっしりとした低い体格と、平たい顔、クリっとした黒い目にしわが多い顔が特徴なイギリス原産の中型犬です。
その見た目は一度見たら忘れられないほどの迫力ですが、実は温和で飼い主に忠実な性格で、そんなギャップに魅了される飼い主様が多いのではないでしょうか。

平均体重は約23~25kg、体高は成犬時で約33~41cm程度に成長します。
毛色は「フォーン」「ブリンドル」「ホワイト」といった色が定番かつ人気カラーです。

歴史

13世紀のイギリスで、ブルバイティング (雄牛と闘うショー) 闘犬用の犬として作出されました。ブルとは「雄牛」のことで、闘牛と闘うこと犬で、「ブルドッグ」と名付けられたとされています。

後にそれらのショーが禁止されると、一部の愛好家がショー・ドッグとして、その外見を強調するようにブリーディングすることで現在の姿となりました。

その過程で、闘犬としての攻撃性も和らげ、より穏やかで忠実な性格になったことで、家庭犬としても人気となった背景があります。

ブルドッグは飼育しやすい？

ブルドッグの性格

ブルドッグは、その頑丈な外見とは裏腹に、非常に穏やかで忍耐強い性格をしています。家族に対しては愛情深く、特に子供に対しては優しい姿勢を見せることが多いです。
温和で人懐っこく、他のペットとも上手に共存できます。しかし、その落ち着いた性質にもかかわらず、頑固な一面も持っているため、トレーニングには根気が必要です。

手入れのしやすさ〜スムースヘアーでお手入れ簡単〜

スムース（短毛）コートのためトリミングは基本的には不要です。
皮膚が弱い傾向にあるため、定期的に濡れたタオルなどで拭き清潔さを保ってあげましょう。
特に顔の皺の間などは汚れが溜まりやすく注意が必要です。

暑さはとても苦手、散歩は時間帯に注意

運動は1日2回30分ずつの散歩で十分です。
体温調節が苦手で、暑さ寒さどちらにも弱い犬種なので、散歩の際は時間帯に十分注意しましょう。ただし気温を理由に散歩に出ないとエネルギーが発散できず、問題行動が出る可能性もありますので、時間帯を選ぶことが重要です。

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散歩は何分が正解？適切な散歩量を犬の大きさ別で解説します。

気をつけたい病気は？

股関節形成不全
股関節形成不全は、犬の大腿骨（太ももの骨）と骨盤の関節、つまり股関節が正しく発達しない状態です。成長期に骨の変形や関節の緩みが原因で発症するケースが多く、関節炎などを引き起こす可能性があります。

乾性角結膜炎
乾性角結膜炎はいわゆるドライアイです。犬の眼において涙液の分泌が不十分であるために、角膜と結膜が乾燥し炎症を起こす疾患です。涙液は眼の健康に重要で、角膜を保護し、栄養を供給し、外部刺激から守る役割を果たしますが、乾性角結膜炎では、この涙液の不足によって角膜が傷つき、炎症により開眼時に目の痛みや不快感を感じる症状があります。

気管虚脱
気管虚脱は犬の気管の軟骨が弱まり、気管が狭くなる疾患です。「ゼーゼー」や「ガーガー」などの呼吸音、または咳をしていたら、発症している可能性が高いです。元々は難治性疾患の一つと言われてきたが、近年は外科手術による完治も可能となってきている病気です。

鼻腔狭搾（びくうきょうさく）
鼻腔狭搾は、犬の鼻腔（鼻の穴）が狭くなる病気のことで、マズル（口周りから鼻先にかけての部分）が短い、いわゆる短頭種に発症しやすい疾患です。鼻腔が狭くなっているため、空気の通りが悪く、わずかな運動や気温の上昇でもすぐに呼吸が苦しくなってしまいます。