シーズーって飼いやすい？歴史や特徴、日々のお手入れまで徹底解説！

シーズーは、豊富で美しい被毛と、優雅な見た目とは裏腹に、元気で友好的な性格が人気な小型犬です。
この記事では、そんなシーズーについて、歴史や性格、日々のお手入れなど様々な観点から解説をします。

もしお迎えを検討している、すでに飼育しているけど改めて理解を深めたい飼い主様は、是非この記事を参考にしてください。

1 シーズーとはどんな犬種？
- 1.1 基本情報
- 1.2 歴史
2 シーズーは飼育しやすい？
3 まとめ
4 参考にした記事・文献

シーズーとはどんな犬種？

基本情報

シーズーは、かつては「獅子狗」という異名を持ち、まるでライオンの立髪のように生えている豊富な被毛（ビート）が何よりも特徴的です。
そして、そのような優雅な見た目とは裏腹に、明るく活発的で遊び好きな性格に魅了される飼い主様が多いのではないでしょうか。

平均体重は約4.5~8kg、体高は成犬時で約26cm程度に成長します。
豊富な毛色も、シーズの特徴の一つで、特に「ゴールド×ホワイト」「ブラック×ホワイト」「グレー×ホワイト」といった色が人気カラーです。

歴史

シーズーは中国原産の犬種です。
かつての中国の王宮で、数百年にわたって飼育されていたラサ・アプソとペキニーズの交配によって誕生しました。
特徴的な立髪のような被毛から、「ライオン」を意味するシー・ズー・クゥと呼ばれていたのが名前の由来です。

1930年ごろに、イギリスに渡り、そこから世界中に人気が広がりましたが、一時は原種のラサ・アプソとの区別がはっきりしなかったため同一種として認知されていた過去もあります。

シーズーは飼育しやすい？

シーズーの性格

シーズーの性格は、優雅な外貌に反して元気で友好的で明るく遊び好きです。
一方で、穏やかで落ち着いた時を過ごすのも好むため、とても飼育しやすい犬種です。
多頭飼いにも向いているでしょう。

しかし、独立心が強く頑固な一面もあるため、幼少期から適切な社会科と訓練が必要です。

手入れのしやすさ〜美しい被毛は定期的なお手入れが必要〜

シーズーは「シングルコート」という毛の生え方をしており、抜け毛は少ない特徴がありますが、一方で放っておくと人間の髪の毛のようにどんどん伸びていく性質を持っています。そのため月に1回ほどのトリミングは必須となります。
特に、目の周りの被毛が目を刺激しやすく、角膜炎などになりやすいので注意しましょう｡

また、細く長い体毛は絡まりやすく、毛玉になりやすいため、毎日のブラッシングは必須、しっかり整えてあげましょう。

お散歩〜1日30分を目安に〜

実は意外と筋肉質な体つきをしているシーズー。エネルギッシュな性格なため、散歩は必須です。
1日2回、20~30分程度を目安に行いましょう。

ただし個体によって体重や体格に差が大きい犬種ではあるので、体力に合わせ調整してください。

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気をつけたい病気は？

白内障
白内障は、目の水晶体が濁り、視力が低下する病気です。これにより物がぼやけたり、かすんだりして見えにくくなります。
白内障は高齢犬で発症するケールが多く、その要因は遺伝的によるものが多いが、外傷によっても発症します。

膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼は、犬の膝の関節で膝蓋骨（膝の「パテラ」とも言われる部分）が本来の位置からずれる病気です。
この状態が起きると、犬は痛みを感じたり、歩き方がおかしくなったりします。
主に小型犬種、特に成長期の子犬に起こりやすいです。急激な運動や転びやすい状況、または高いジャンプをすると、この病気が発症しやすくなります。
先天的な要因も影響します。

ヘルニア
ヘルニアとは、脊椎の間にある椎間板が圧力に耐えきれずに損傷し、神経を圧迫することで、痛みや痺れ、神経障害などが生じる病気です。
階段の上り下りやジャンプなども負担になりますので、スロープをつけるなどして負担をかけないようにしましょう。
また、肥満でもなるケースがありますので、体重管理はきちんと行うことも大切です。